建築現場監督を極める

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【おすすめ小説】読書の秋です。おすすめ本は池井戸潤先生の本 厳選3冊!

空飛ぶタイヤ

この「空飛ぶタイヤ」というストーリーは、一言でいうと「男の闘い」です。ページ数823もありながら、本当に一気に読みました。寝食を忘れて読書に没頭するという生まれて初めての経験をしました。そして、感動で涙を流すという経験までさせてもらいました。

この本の主人公「赤松」の闘いは、たくさんの場面で繰り広げられます。
今、迷っている人、仕事で行き詰っている人、お客様のクレームで心がまいっている人、失敗して上司にあれこれいわれてもう嫌になっている人、などなど、ぜひぜひ読んでください。まず、自分の悩みなんてちっぽけに思えてきます。壁にぶち当たったときの、なんらかの対処方法も学べます!

作者の池井戸潤の本は、もう本当に引込まれます。まるで、自分が本の世界に入ってしまったかのような錯覚にとらわれます。

ストーリーは、ある日、赤松運送のトラックが走行中にタイヤが外れ、転がり、通行人の母子を襲いそして運悪く、その母親は亡くなります。警察の捜査の結果”整備不良”が原因で業務上過失致死の疑いで赤松運送に家宅捜索に入ります。しかし、警察は家宅捜索に入ったにもかかわらず、なんの証拠もつかめません。むしろ、赤松運送は整備はしっかりしていたことが分かります。ここで、赤松運送の社長の赤松はホープ自動車製のトラックに欠陥があるのでは?と疑い、調べ、そして自動車メーカーで財閥グループのホープ自動車(巨像)と無実を奪うため闘うのです。
人間対人間のぶつかりあい、夫婦の絆、親子の関係、社長と社員の信頼、銀行との駆け引き、そして学校(PTA)との壮絶なストーリー、もう一期一句見逃せない、熱くて、もうすごすぎです。最後は、感動で涙で本が見えなくなりました。

本を読んで人間成長するなんて信じられないと思いますが、僕は確かに自分の成長を実感しました。それは、読みながら実感できます。本当におすすめの本です!!

七つの会議

会議って、あまり生産性のないものだと思っていました。実際そうなっているところもあります。しかし!会議って本来は、共有する場所であり、使い方によって大事なものだと思います。「大企業は無駄な会議が多い」とよくあります。生産性がないから、なかなか決められずだらだらするなど・・・グーグルには30分会議というものがあるみたいです。そういった短い時間で単的に行うことも大事だと思います。

この「七つの会議」は、本当に一気に読み、だんだんとのめりこんでいく素晴らしい話です。さすが、池井戸潤ですね。もう完全に物語の中に入っちゃいます。

ここにいる登場人物の人達の行動を見ていると本当にためになります。基本的に、みなさん即行動しています。僕なんて、めんどくさい仕事や付き合いなど後回しにしてしまいがちですが、本当早いです。一つ一つのことをその都度処理していくことが本当に大事だと思います。

また、人の出世など、企業人の心の変化や行動などリアルに飛び込んできます。本当に本の中で生きているかのようになりますよ。

この本、特に、入社間もない方、今時期的に4月なので新入社員の方に読んでもらいたいですね。会社組織や社会の厳しさ家族へのあり方など、学ぶものがとても多いです。

会社に入ると、また社会に出ると、様々な出会い、組織、コミュニティーとにかく人間対人間ということがたくさん増えてきます。その時、いろんなことを決めていくときに会議などあり、そこで決裁をとるために根回しなることがあります。この根回しをする交渉のしかたなどこの本を読んでいるととても学べます。

この物語簡単に説明しますと、中堅企業のある7つの会議を一つ一つの短編小説となっており、少しづつこの会社のまるで一員かのように入り込んでいきます。ある日の出来事が最後にはとても大きな事件となり7つの短編が最後繋がります。「そういうことだったのかあ!!」と思わず叫ばずにはいられません。是非読んでみてください。

以下は文庫の裏に書いてあるものです。
「きっかけは、パワハラだった。トップセールスマンのエリート課長を社内委員会に訴えたのは年上の部下だった。そして役員会が下した不可解な人事。いたい二人の間に何があったのか。今、会社で何が起きているのか。事態の収拾を命じられた原島は、親会社と取引先を巻き込んだ大掛かりな会社の秘密に迫る。ありふれた中堅メーカーを舞台に繰り広げられる迫実の物語。創作クライム・ノベル。」

さあ、池井戸作品をご賞味あれ!!

鉄の骨

池井戸潤さんの「鉄の骨」を読みました。談合は何か?談合はどうしてなくならないのか?と池井戸潤が世に問うそんな内容のつまりに詰まったストーリーです。

主人公の富島平太は、中堅ゼネコンの「一松組」の建築現場で働く現場監督であります。現場では、とても熱いハートを持った青年で、作業員とトラブルのあり、拳で殴るほどの熱い男ではありますが「世の中正論だけでは、うまく渡っていけないぞ」とそんなことを言いたげな所長の永山に納得のいかない平太。ある日、平太に本社移動の辞令が下ります。行き先は、業務課・・・通称談合課であります。はたしてこの平太に談合課の仕事が勤まるのか、読んでいてハラハラものです。

業務課には、顔色の悪いいつも胃の痛い典型的なイメージしやすい兼松課長、小太りで腹の出たタバコ臭いいかにもな先輩の西田、気の強そうなそれでいて色気のある理沙がいます。・・・かなり僕のイメージですが。そして、会社のナンバー2で談合課には必要な絶対的権力者の尾形がいます。

平太はこの中でやっていけるか不安になります。ある日、仕事のできる西田を見ていた平太は、なぜ自分が能力もないのにこの花の談合課に来ることになったのか西田に問います。
「ばかやろう1大事なのは、今までやってきたことではなく、これからお前がやろうとすることだ。どう努力して、どう成果を残すかだ!!」と・・・。これには、僕も感銘を受けました。過去の自分ではなく、今が大事だと、僕の教訓でもある言葉です。そう大事なのは今そして未来なんですね。

平太には就職してからずっとつきあっている彼女の萌がいます。萌とは大学時代のテニスサークルで一緒で、就職してから付き合い始めました。社会にのまれていく苦楽を共にしたことでより深い仲になった、そんなところでしょう。平太は、建設業、萌は銀行ウーマン、社会人になったことでつらく苦しいときなど愚痴など同じ価値観を共有しあっていました。しかし、平太の談合に対する正当化する考えや、平太への気持ち考え方ののズレなどでいつしかすれ違っていくのです。思い出します。僕もそうゆう経験したので読んでいると心が痛くて痛くて・・・。
そして、萌の気持ちは同じ職場のできる先輩の園田へと少しづつ心変わりしていくのです。ああ、つらい。

平太は、休日に尾形常務に競馬を誘われます。その競馬場では尾形が約束していたこの業界のドンこと三橋、通称天皇と出会います。三橋は大口の工事にはかかせない、談合を仕切る「フィクサー」であります。どうやらきな臭いそんあ展開になってきました。

三橋は平太の母親と同郷で、なんと幼い頃より知り合いだとか。これがきっかけで三橋と平太はぐーと距離が縮まります。・・・これは、もしや尾形乗務の戦略なのでしょうか。そんな風に僕は思いました。

平太は談合は必要悪であると言い張り、そしてそう思っていたから子とそこの仕事にやりがいを感じていました。しかし、フィクサーである三橋は、意外にも考え方が違ったのです。三橋の考え方はこうです。「談合は、もう時代遅れだ。談合をやめれば真の競合が生まれる。その時、倒れる会社が出てくるかも知れない。だが、そうなればいい。本当に強い力を持った会社だけが生き残り、力のない既得権益にしがみつく会社は沙汰される。もうそうゆう時代に来ているのだ。」平太は、少しづつ考えが人間らしく、しかし、サラリーマンである以上会社の考えには従わなければという心の迷いが表されます。とてもこれには共鳴しました。そんなときあったなあと・・・。

三橋の義理兄である巨悪の政治家、道路族の城山。このしがらみには三橋とて勝てません。大口の地下鉄工事をめぐり再び談合が始まります。

山崎組、真野建設、一松組等・・・。そして、検察も巨悪をつかまえるため10年越しの捜査に大詰めを迎えるため必死で動いています。

この談合での人間のやりとり、生々しいぶつかりあい、裏切り、交渉、意地、平太の心境と強い心・・・平太と萌、そして園田の恋愛のいくえ。もう後半は止まらず寝ず読み進めました。

そして、最後は尾形常務によるウルトラC作戦。

もう、ハマりました。「いけ!平太!」と何度も心の中で叫びました。

池井戸ワールドを是非体験してみてください。以上「鉄の骨」を読んでのレポートです。

 

空飛ぶタイヤ (実業之日本社文庫)
 

 

 

七つの会議 (集英社文庫)

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鉄の骨 (講談社文庫)

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