建築現場監督を極める

建築現場監督のためのノウハウブログ。建築技術は永遠に不滅だ。

建築と土木はいつまでたっても平行線だ

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こんちには。今回お話しするのは、「建築と土木はいつまでたっても平行線だ」というお話をしたいと思います。地方やいなかの工務店や建設会社に行くと、建築部門と土木部門にわかれる会社が多いです。工事の割合としては土木は公共工事を主としていますし、建築は公共工事から民間企業や一般の住宅まで幅広く行います。

 

そして、必ずと言っていいほど、土木と建築の仲が悪いんです。なぜでしょう?

土木と建築は仕事内容が同じようで全く違う。そしてお客さんも土木はお役所を相手にした仕事、建築は施主さんを相手にしている。

 

お客さんの違い

土木はお役所を相手にしていますので、お金に関してはシビアだけどお役所の担当者がお金を支払うわけではない。結局はお金に関して変更など、書類や根拠など提出物は多いが渋られることはないし、愚痴を言われることもありません。

しかし、建築は施主様を相手にしています。つまりエンドユーザーを相手にしている。お金を払う人を相手にしている。これは全然違います。はっきりいって大変です。

書類をつくったってお金をもらえるわけではないんです。

つまり感情でもっていくしかないんですね。その点土木は、理論つまり正論でさえいれば通っていくですよね。だから理屈っぽいやつ多くないですか?

 

単独と複合の違い

土木は単独でどんどん行くことができます。つまり、ひとつひとつを確実にこなしていけば、次に行くといった具合。例えば道路。1重機で掘削や造成(単独)2砕石などいれる(単独)3アスファルト舗装(単独)

 

建築は1基礎工事、基礎工事中に設備屋さん、ガス屋さん、鉄筋屋さん、電気屋さん、土方、型枠大工などなど(複合)

構造建て方 大工、設備屋さん、電気屋さんなどなど

造作、内装 同じく+内装仕上げ屋さん(たくさんの人たち) で複合

 

このような感じでごった返すところを監督するわけです。正論で攻めている場合ではありません。感情的になるし、お願いする場面もたくさんある。しかも細かく調整、管理していかないと建物が完成しません。土木は理論(作文的ストーリー)さえできていれば完成となりますが、建築はなにしろストーリーができていても建物が実際と違う駿府なら次にいけないんです。

シビアかつ、ごったがえす人たちをまとめなければなりません。

 

だから大変なんです。

 

 

これが建築です。

 

でも、建物がたっていく様子、これは監督にしか味わえないです。自分の思った通りにことがすすんでいくところは醍醐味ですね。

 

以上本日のおはなし「建築と土木はいつまでたっても平行線だ」というお話でした。