どうもこんにちは。
今日は、「施工管理はブラックではない。地方に来てください」というお話をしたいと思います。
確かに、結論から言えばブラックかもしれませんが、それは都会に限ってであります。
しかも、建設業だけではありません。施工管理だけではありません。様々な業種でブラックな部分はあるんです!
では、私が都会にいたころの「ブラック」なお話からしましょうか!
新卒で大阪支店勤務
大学を卒業し、晴れて社会人になり、たくさん稼いでやるぞ!という初々しい気持ちで入社式を迎えました。
入社式では、とても晴れやかな気持ちでした。
が!入社して、3日目に先輩から衝撃的な一言を言われるのです。
「今週は定時に帰ってええで。まあ、今月終わりには9時くらいが帰宅時刻になると思うけどたのむでー」
と。要するに、夜9時が定時となるっちゅうことかあ!っとショックでした。
それが、当たり前になるのだと。
しかも、朝は現場が遠ければ5時に起床、平均で5時半起床でそのまま現場に直行、夕方まで現場管理をし、そのまま会社へ、そして、夜9時に帰宅。拘束時間でいったら、16時間です。
もう、嫌になったことを覚えてます。
そして、3ヶ月過ぎた頃になると、自分の現場を持たされて、それこそ、夜11時ころまで仕事です。結局、早く帰りたくても上司が帰らないと帰れないし、仕事がなくて、どうしようかなと思っていると
「図面書きましょうか?って言って仕事探せよ!」
と、怒られる始末。
とにかく、会社に長時間いることが当たり前になってきて、それが当たり前になってくると、プライベートのこともあまり考えなくなり仕事のことばっかり考えるようになってくるんです。
30歳すぎるころの油が乗ってきたくらいの時はいいんですが、新卒の若造には全然夢がなかったですね。
熊本営業所の所長せんか?
仕事も4年目に入り、さすがに、いやいや仕事してる期間は卒業し、自分なりにバリバリと働いていました。実力がついてくると、効率も覚え、仕事も早くなってきましたが、その分任される仕事も増え、結局は夜遅くまで仕事をするはめになってました。
そんなころ、部長に呼び出されて
「来月から、熊本に営業所をつくるんや。熊本を新規開拓するために、おまえ熊本の営業所長として行ってくれんか。」
うわー、正直、ヤバイと思いました。このままでは、この会社のために死んでいくことになる!と本気で思いました。
転職します!
それから、今後のことを真剣に考えました。
仕事は、ようやく楽しくなってきた、自分の指示でいろんな人が動くようになってくれた、少しづつ野望も生まれてきた、といった具合で、熊本に行くことも人生なのかなと思い始めていました。
そんな頃、地元の建設業でのお誘いがありました。地元では、災害があり、道路工事や橋の工事などの土木工事全般、建築工事も新築、改修と忙しくて技術者がほしいと知人の紹介でした。
聞くと、たしかに忙しそうですが、帰宅時間は遅くても夜7時くらいで、大半は定時から夜6時ころで帰れるみたい。
絶対嘘だ
と思ってましたが、別の業種ではたらく友達などに聞いても、残業は稀で、繁忙期や決算期など限定されるとのこと。
すごく悩みました。給料は断然大阪のこの会社の方がいいです。未婚者だった僕は、貯金や将来のことを考えると、大阪にいた方がいいのか悩みました。
でも、人生の楽しみは給料が安くても、いろんなことができる人生の方がいいかもしれない。そう結論をくだし、上司に
「実家で不幸があり、長男である僕がかえらなきゃなりません!」
と適当なことを言い、なんとかやめれることができました。
辞めたときは、うれしかったですね。この苦しみをもう味合わなくてもいいと本気で思いました。
地方に来て
そして、晴れて退社をし、新しい舞台にたちました。
正直、勤務は楽勝でした。帰ってから何しようか本当に困りました。やることがなくて。
でも、この地元で、彼女と出会い2年後に結婚しました。
今では、二人の父親です。
本当に良かったと思ってます。
「ブラック企業」で片付けられていますが、仕事量は大阪にいたときも今この地元とくらべても対して差はありません。なのになぜ早く帰れるのか。
結局は、効率です。それと余計なことはやらない。
社内書類も極力そぎ落とす。必要書類だけ徹底する。
人に任せる。
チームでやる。
一人でやらない。
すぐにやる。
などなど、自分のやり方、マインドも変えて行きました。
おかげさまで、今では仕事以外に、家庭や地元交流会、他の活動などなど忙しく楽しいやりがいある人生の日々を送っています。
これは、おそらく地方だからこそできます。
田舎だからこそ!できること。だと思います。
おわりに
話は随分それましたが、結論は「施工管理はブラックではない」
ただし、地方ではね!ということです。
地方は、今人がたりません。
地方へ来て、幸せな人生生活を取り戻しませんか!!
それでは!
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